SSブログ

日記 [雑感]

 夢を見た。
どこかの学校(多分、高校)の教室を借りて本屋をやっている。
物言いが意地悪なのであまり好かれてない教師(どうやら俺の中学に実在した人のようだ)が、とある女子生徒に「〇〇図鑑の上巻がないじゃないか」と嫌味を言っている。
そこにすっと割って入って、「すいません、今、在庫ないんですよ」と言うと、すごすごと出て行った。
後で、その生徒と「4年半もやってて(上下巻が)一冊ずつしか売れてないんだから、補充するわけないじゃんね」と話をする――
 というところで目が覚めた。乃帆書房のリアル店舗は5年半、夢に出てきた「4年半」ってのが妙にリアルな数字だな、と思った朝は、そのリアル店舗を閉じてちょうど半年である。 

 閉店時と夏の豪雨で廃棄した本の記帳はまだ終わっていない。つか、やってない。楽しい作業ではないからやる気が出ないのは相変わらずだが、この秋はイベントを詰め込みすぎて実際問題としてやる余裕がなかった。リトルプレスや ZINE は自宅に置いてあるからいいが、一部の単行本と古本のほとんどはトランクルームに置いてるので在庫確認が簡単にはできない。したがい、新しく始めた、古本を扱う通販サイト「古乃帆書房」がたった 10 冊で止まっており、「動き出した」感がない。白状すると、「今ないものは全て捨てたことにする」という簡便法にしようかと思っている。
 あと、発行後すぐに届けることができなくなってしまったのも悩みどころである。イベントがタイムリーにあるとは限らないし、なにより、上記の通り、登録作業がなかなか素早くはできないのがどうにもあれだ。 

 数字的な話をちょっと。
 固定費が大幅に減少したので、損益分岐点がドカンと下がった。決算が赤っぽいのは変わりがないのだが、今のところ、私材からの注入はせずに済んでいる。
 実は 10 月が大幅な黒字だった。が、それは見せかけの話で、複数の客注をもらったおかげである。客注だから入荷すればすぐに売上になるのだが、仕入れた分の請求は後でドバーっとくる。
 まぁ、それは例外としても、こういう風に赤と黒を行ったり来たりする感じであれば続けられる。
 もう削るところはない (*) ので、これで赤が続くようなら完全廃業です、と改めて書いておく。


* トランクルームをやめて在庫はすべて自宅に保管するとか、「所在地」確保のためのバーチャルオフィスや店用携帯電話をやめてプライバシーをさらすとかいう最終手段はあるが、そこまでする気はない。

nice!(0)  コメント(0) 

のほ本処(2023/11/11) [イベント]

 緊急で歯医者に行かなきゃいけないことになったので、9:30 のスタート予定を 11:00 に変更。
 少しでも早く、と思って、9:00 予約のところ 8:50 に行ったら、直前の患者もスムーズだったのか、俺の処置開始も早く、9:10 ころに完了。助かった。
 それから、12/2 の交点さんでのポップアップの告知チラシを印刷して文化創造館へ。
dokoro.jpg
 複数のイベントがあるようで、駐車場も埋まってたし、コミュニティスペースの机もたくさん。俺が借りた区画も、俺の後に別の人たちが使うらしい。
 11 月のテーマは、歯ごたえのある ZINE・リトルプレス。ジェンダー問題だとか仕事だとか政治経済だとか、真面目な話を真面目に取り上げているもの。同じ文化創造館の「〇HAJIMARU」に借りている棚でのテーマは「文学」だが、どちらも、涼しくなってじっくり本を読むのにいい季節でしょ、ということ。

 館内で複数のイベントをやっているからか通りすがった人は多く、たくさんの人が覗いてくれたが、まー手に取らない。開かないとわかんないよ? と思いながら、10 月分の締め作業をやっていた。大変にはかどった。

 次の「のほ本処」は、暮れも押し詰まった 12/24(日)。

nice!(0)  コメント(0) 

ゆるりマーケット [イベント]

gata.jpg
 11/4,5、田沢湖、たつこ像のあたりからちょっと入ったところにあるかつての小学校跡で開催された、「ゆるりマーケット」というクラフト系イベントに参加させてもらった。
 秋田市から2時間弱で着くとはいえ、二往復する気にはとてもじゃないがなれなかったので、泊まることにした。赤字になるのは火を見るより明らかだが、観光半分である。こないだ「独身アラサーOLあやかのぼっち宿泊記」という漫画を読んで盛り上がった、「外泊して気ままに気楽に一人飲みしたい」という欲求に素直に従った。

 潟分校には十年くらい前に来たことがあるのだが、いい雰囲気である。黒板にオルガン。元が小学校だから、机も椅子も小さい。
 ぎしぎし鳴る年季の入った木の床の廊下を何往復もして本の詰まった段ボール箱を運び込む(補充できないから、かなり多めに持っていった)。分校の係の人なのか、手伝ってもらえたのは大変にありがたかった。すいません、重い荷物ばっかりで。

 道中の話をしよう。
 初日朝、西木村のあたりで雨が降り始め、105 号線から県道にはいったところで雷。夜と見まがう暗さ、枯葉の積もった山道に雨、ライトはハイビーム、ワイパーは最速、と恐いったらない。まぁ、その雨は午後には上がったが。
 二日目朝は、宿を出たら霧で真っ白。100m 先にある、右折ポイントを示す青い標識が見えない。30 分くらいそういう状態で、これまた恐かった。13 号線や 46 号線の山道でこれだったら立ち往生するぞ。
 こちらは8時すぎには晴れて、始まる頃には暑くなった。俺のブースは窓際だったのだが、窓を背にして座っていると頭が焼けそうで、室内でキャップをかぶっていた。
 その好天のおかげか、見える範囲の駐車スペースは埋まっていた。

 初日の営業成績は惨憺たるものだった。思い切って数字を出すが、3冊しか売れてない。うち2冊は古本ではなく新刊だったから「売上」の数字的にはそこそこ行ったが、秋田ゆかりの本やグッズがまったく動かないのには落胆せざるを得ない。県外の人も来てたようなんだがなぁ。
 五城目の朝市もそうなんだが、「古本市」とかではなく、「本を買いに来る」イベントでないとどこでもそういうことになる。それはわかっている。我々が入っている教室を覗いて、本屋ばっかりだ、ということに気づくと中に入りもせずに素通りする人も少なくなかった(一緒の部屋に古着屋さんもいたのだが、悪いことをした)。
 二日目は秋田本はひっこめた。開き直って、ZINE とリトルプレスばっかりを並べる。「手作り」「クラフト」がベースのイベントなので、一応、それに接点のありそうなものを持っていってある。補充用の一般書籍は車に乗せたまま出しもしていない。
 午後には、五城目で必ず出してる、食玩フィギュアや雑誌付録詰め合わせなど子供向けのトラップ――もとい、おつとめ品を出そうかとも考えたのだが、なんか趣旨と違うような気がしてやめた。

 今回は選書を完璧に間違った。
 来場者数が多い大規模イベントだということが分かったので、やりようはあると思われる。

nice!(0)  コメント(0) 

お堀端の古本市 [イベント]

 11/3「文化の日」は、秋田市文化創造館で「お堀端の古本市」。
 今回も、自分のセットアップが終わったところでふっと入口の方を見たらお客さんが並んでいて、うぉ、っとなった。
 10:00 に始まった後の混雑もすさまじくて、息をつけるようになったのは 12:00 くらいだった。
 終わってから聞いたところでは、来客者数はこれまでの最多記録を更新したらしい。

 今回も、前回に引き続き「これぞ古本」というのをメインに。お高めなせいか売れなかったけど、県内の高校の沿革を書いた函入りの本とか、結構、手に取られていた。

 後ろの区画で近くの高校の調理部の面々がケーキを売っていた。あちらも盛況で、売り切れやしないかと気が気でなかったのだが、残り少なくなってきた、という声が出ていたので、まだ混んでいる 11 時ころ、自分の店の前に人がいなくなった隙に購入。

 中学生くらいの少年が、岩波+ほるぷのハードカバー文庫を持ってきて、これが欲しいんですけど、と言いながらポケットから硬貨をつかみ出す。なけなしのお小遣いから、という雰囲気だったので、大幅にディスカウントした。
 そのあとも、女子高生が同じハードカバー文庫を複数買ってくれたので、端数を落とした。
 そういう若者は大事にしないといかんと思うのでな。

 今年度の「お堀端の古本市」は終了。
 次は、2024/4/12~13. なんと二日間開催である。

nice!(0)  コメント(0) 

のほ本処@交点 [イベント]

kouten.jpg
 秋田市通町の喫茶店「交点」に「のほ本処」がポップアップします
  2023/12/2(土) 12:00~17:00
 お店の雰囲気に合った ZINE・リトルプレスをメインに持っていきます。是非ぜひゼヒ、お運びください。

・駐車場はお店から一本入ったところにあります。交点さんの公式サイトでご確認のうえ、お間違えのないようにお願いします。

nice!(0)  コメント(0) 

日記 [イベント]

 当店的に今年度最後、10/22 の ごじょうめ朝市プラス+は降水確率 40% ってことでキャンセルしたのだが、どうやら降らなかったらしい。降らないどころが晴れたみたいなんだが。
 今年の星取表を挙げてみると:
4/30 雨の予報で事前キャンセル
6/25 出店はしたが降ってきたので 30 分で撤収
8/12 現地に着いた途端、降り始めたので開店せず
8/20 フル出店
9/10 フル出店
10/22 雨の予報で事前キャンセル(けど晴れた)
 という具合で、6回出店予約して、ちゃんと開店できたのは二度だけである。お天道様のことは人間風情にはどうしようもないんだが、こうまで逆に行かれると悪態の一つも付きたくなる。
 キャンセルできれば費用は発生しないが、現地まで行って出店料も払ったのにすごすご撤退、というのが二度もある。人出が見込まれるお祭りの日の雨天キャンセルも悲しい。 
 何度も言っているが、テントでは本を守れないので、「雨が見込まれるときはキャンセル、行った後ならポツっときた時点で撤退」の方針で行くしかないんだが、なんともやるせない。
 来年、どうしようかなぁ…。
nice!(0)  コメント(0) 

日記 [雑感]

 毎日営業じゃなくなってから、通販の発送は基本的に追跡可能な手段でやっている。普通郵便はもちろん、スマー卜レターも使わない。ウィークディの昼間は会社員なので、「届かない」という卜ラブルが発生した場合の初勤がどうしても遅くなるからである。追跡番号があれば、検索してみるくらいのことは(就業時間中でも)できる。
 が、こないだ、二日経っても登録されない、ということがあった。しょうがないので電話して聞いてみたら、受付処理をせずに配達拠点に発送してしまった可能性がある、という回答。それが本当ならいいが、と不安な夜を過ごした。
 翌日、ドキドキしながら改めて検索してみたら、無事、配達拠点に届いたらしく「配達中」となっていてほっと息をついた。
 在庫がある新刊で、最悪は別便で送りなおせるから「ドキドキ」で済んだけど、一冊しかない古本だったらどうすんだよ。勘弁してくれ。

nice!(0)  コメント(0)