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ポップアップ@交点 [イベント]

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 ポップアップ営業、というのは初めての経験。前日眠れない、とまではいかないが、中々にドキドキする。
 場所は秋田市大町の喫茶店「交点」。かつてのご近所さんである。
 基本方針は、「交点」というお店の雰囲気に沿ったものにする、ということ。選書はもちろんだが、ガサツな俺でも、本を入れてきた段ボール箱をボロっと置いたら雰囲気が壊れるだろう、ということはわかるので、箱にかける布を用意した。
 これが意外に難物で、「布」を売っている場所が思い浮かばない。前は近所に手芸用品店があったんで、そういうところで、と思ったのだが、今は心当たりがない。DIY ショップに行っても寝具のシーツしか見当たらないのでやむを得ず百均に頼った。110 円 で買える布は小さいので縫い合わせるつもりでいたのだが、「布用の両面テープ」というのがあることを知り、活用させてもらった。要するに裾上げテープみたいなものらしいのだが。あっためると剥がれちゃうのかな。
 木箱とかあるといいんだろうなぁ、とは前から思っているんだが、買うと高いし持つと重いので手を出していない。
 肝心の選書だが、主張が強すぎないリトルプレス・ZINE ということにした。コーヒーのお供になるもの、心静かに楽しめるもので、基準線は、ideal life with plantsmuerren1/f の三本である。

 5 時間のポップアップを終えて思ったのは、初めてのお客さんが多かった、ということである。「乃帆書房」を知らない人、名前は聞いたことがあるけど行ったことはない、という人。そういう人に来てもらえた、というのは大いなる成果だ。
 が、それはつまり「交点へのお客さんが乃帆書房を覗いてみた」ということで、こっちが一方的に得をしている。本当は「乃帆書房が出るんなら、交点に行ってみようか」も同じくらいいるべきなのだが。まだまだだなぁ。

 出張販売をやると「こういう本も扱ってたんですね」とよく言われる(こちらは、乃帆書房経験者の発言)。「開店した時から置いてますよ」という余計な一言を飲み込みつつ思うのは、「見せ方を変える」のは大事だ、ということである。リアル店舗でも、こういう形態でも、時々本の並べ方を変えることをしているが、そういうことで人目に触れる機会を新たに得る、ということは多いのだ。今回のように場所を変える場合、出会う人が変わる、ということで割と劇的な変化がある(長らく動かなかった本がやっと買ってもらえた!ということがある)。今後も続けていきたい。

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