『次の本へ』みたび [本・雑誌あれこれ]
以前、『続・次の本へ(苦楽堂)』に寄稿したとき、掲載に至らなかった文章を紹介しましたが、もう一つ。
名探偵募集中
『探偵になりたい』については、別のハヤカワ文庫を読んだ時に、本に挟まっている新刊紹介のペーパーで広告を目にしたのかもしれないが、確証はない。人から勧められたのではないような気がする。だったら、お礼も含めてその人に感想を述べると思うのだが、この本について誰かに語ったという記憶はない。新聞や雑誌の書評でもないと思う。少なくとも、新聞で紹介される種類の小説ではないと思うし。
『そして夜は甦る』は、後の『私が殺した少女』が直木賞を取っているので、そこで作者の名前を目にしていたかもしれない。手元の本には「直木賞受賞!」というような帯はないのだが、古本屋で買ったのだとすればそれもありうる。受賞から実際に読むまでには間があったという記憶があるので、それが理由かもしれない。
つまり、この二冊はお互いにつながっていないし、どこからこれらの本につながったのかも定かではない。実は今回、この文章を書く機会を貰い、改めて自分の本棚を眺めてみて、「なんでこれ買ったんだっけ」という本が結構あることに驚いている。
これらは、起点にはなっている。『探偵になりたい』はシリーズ化されていて全9冊出ているのだが、それは全部買って、同じ作者の別のシリーズも読んだ。『そして夜は甦る』もシリーズになっているが、こちらは単行本と文庫本の両方が揃っている。もちろん、エッセイも読んだ。
だが、最初は?
麻耶雄嵩の『貴族探偵』も同様で、どういう状況で出会ったのかまったくわからない。装丁はシンプルで印象的だが、店頭で目にしたのだろうか。
シャーロック・ホームズも全作読んだが、同じ探偵ものだ、ということは言える。しかし、ここまで何種類も探偵ものを挙げておいてなんだが、特別、探偵ものが大好き、というわけでもないので、そこに理由を求めるのは間違いのような気がする。
ほかにも経緯不明の本がたくさんあり、どれもこれも迷宮入りしそうなのだが、誰かこの謎を解いてくれないだろうか。
名探偵募集中
『探偵になりたい(パーネル・ホール、田村義進)』から『そして夜は甦る(原尞)』へ
『探偵になりたい』については、別のハヤカワ文庫を読んだ時に、本に挟まっている新刊紹介のペーパーで広告を目にしたのかもしれないが、確証はない。人から勧められたのではないような気がする。だったら、お礼も含めてその人に感想を述べると思うのだが、この本について誰かに語ったという記憶はない。新聞や雑誌の書評でもないと思う。少なくとも、新聞で紹介される種類の小説ではないと思うし。
『そして夜は甦る』は、後の『私が殺した少女』が直木賞を取っているので、そこで作者の名前を目にしていたかもしれない。手元の本には「直木賞受賞!」というような帯はないのだが、古本屋で買ったのだとすればそれもありうる。受賞から実際に読むまでには間があったという記憶があるので、それが理由かもしれない。
つまり、この二冊はお互いにつながっていないし、どこからこれらの本につながったのかも定かではない。実は今回、この文章を書く機会を貰い、改めて自分の本棚を眺めてみて、「なんでこれ買ったんだっけ」という本が結構あることに驚いている。
これらは、起点にはなっている。『探偵になりたい』はシリーズ化されていて全9冊出ているのだが、それは全部買って、同じ作者の別のシリーズも読んだ。『そして夜は甦る』もシリーズになっているが、こちらは単行本と文庫本の両方が揃っている。もちろん、エッセイも読んだ。
だが、最初は?
麻耶雄嵩の『貴族探偵』も同様で、どういう状況で出会ったのかまったくわからない。装丁はシンプルで印象的だが、店頭で目にしたのだろうか。
シャーロック・ホームズも全作読んだが、同じ探偵ものだ、ということは言える。しかし、ここまで何種類も探偵ものを挙げておいてなんだが、特別、探偵ものが大好き、というわけでもないので、そこに理由を求めるのは間違いのような気がする。
ほかにも経緯不明の本がたくさんあり、どれもこれも迷宮入りしそうなのだが、誰かこの謎を解いてくれないだろうか。
「なんでこれ買ったんだっけ」は身に覚えが
ありすぎますし、〆が上手いですね(〃'∇'〃)
by middrinn (2018-05-24 18:49)
ありますよねー。面白かったんだけど、手に取った理由がわからない、というの謎すぎます。
by nohoshobo (2018-05-25 12:54)