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のほ本処 [イベント]

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 12/24、今年最後の「のほ本処」。
 クリスマスの開催なので、絵本をセレクト。絵本はほとんどが新刊なので、「古本市」には持っていきづらい、という事情もあるのだが。
 ラッピングの用意は無し。もともと、レジ袋がちょっとあるくらいで包装はしてないし、店を閉めた時に“Merry Xmas”とか書いたシール類も捨ててしまった。
 金曜に大雪が降って、除雪した雪の山があちこちにできている。日曜には中途半端に気温が上がって雪が緩んでおり、自分ちの駐車場でタイヤが空転、早々と脱出器具を使う羽目に。おかげで遅刻した。そんな状況なので、早い時間は誰もいなかった。雪かきに忙しいのか、文化創造館の人もいない。
 最初に書いたことの裏返しで、今回はほとんどが新刊なので、売り上げ的には悪くないのだが、子どもが来ないからもひとつではあった。どうも好かれてないよね、子どもさんに。

 いつもの通り、13:30 で終了したが、他の区画ではそれと入れ替わりにイベントが始まる感じだった。もうちょっと残ってればなんか相乗効果はあったかもしれないが、事前に知るのは難しいからねぇ。前月の末くらいにイベントカレンダーを見ればわかるんだろうけども、選書は変えられても、時間の変更は難しい(そのカレンダーに自分のスケジュールも載っている!)。

 次回は3月。文化創造館が市民の間に定着したということか、1~2 月は予約が取れなかった。春よ来い、である。

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日記 [雑感]

 honto での紙の本の通販が来年の春で終了する(「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ)。

 大変に困る。
 本屋が何言ってんだ、って思った人がいると思うが、乃帆書房は雑誌を扱う取次との契約がないので、自分用の雑誌は別の店、または通販で買うのである。ジュンク堂秋田店は、という意見もあろうが、コンビニや中小書店の品揃えとジュンク堂の品揃えの間には隙間がある。そして俺が読む雑誌は得てしてその隙間に位置しがちで、あちこち走り回って探し、なくて通販したら雑誌ゆえ「もうありません」になったことが何度も。
 書籍の購入も似たようなものである。取次に発注すると送料がかかるのだが、数冊程度のオーダーでは利益が食われるどころか赤字になる。多少は我慢するにしても 10 冊はないととてもじゃないが発注できない。仕入れと合わせても数冊しかない(かつ、10 冊たまるまで待てない)場合は、honto に頼むのである。
 honto からは、店舗在庫の取り置きもできる。もちろん、取り置き作業自体は昼間の営業時間中にやるのだが、例えば夜のうちに honto から秋田店への取り置き依頼を出しておける、というのは精神衛生上、大変によろしい。

 そして店としては。
 急ぎの注文があった場合、honto から秋田店の在庫を確認して、「ジュンク堂で探した方が早いかも」ではなく「ジュンク堂にあります」と案内できる。
 最も強力な機能は、絶版になっていて流通在庫に期待するしかない本を探している、という場合に、honto で丸善・ジュンク堂全店の在庫状況を確認できる、というものである。秋田店になくても、他店舗にある在庫を取り寄せることができ、これに何度も助けられた。

 これがすべて無くなるわけだ。
 今後は、「あるかどうか、取り寄せてもらえるかどうかわからないけど秋田店に行って聞いてみる」ということになるのだろうか。ジュンク堂のオンラインサイトを立ち上げる、ということだが、それに期待していいのかどうか。
 正直、この世の終わりに近いインパクトなのである。

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ポップアップ@交点 [イベント]

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 ポップアップ営業、というのは初めての経験。前日眠れない、とまではいかないが、中々にドキドキする。
 場所は秋田市大町の喫茶店「交点」。かつてのご近所さんである。
 基本方針は、「交点」というお店の雰囲気に沿ったものにする、ということ。選書はもちろんだが、ガサツな俺でも、本を入れてきた段ボール箱をボロっと置いたら雰囲気が壊れるだろう、ということはわかるので、箱にかける布を用意した。
 これが意外に難物で、「布」を売っている場所が思い浮かばない。前は近所に手芸用品店があったんで、そういうところで、と思ったのだが、今は心当たりがない。DIY ショップに行っても寝具のシーツしか見当たらないのでやむを得ず百均に頼った。110 円 で買える布は小さいので縫い合わせるつもりでいたのだが、「布用の両面テープ」というのがあることを知り、活用させてもらった。要するに裾上げテープみたいなものらしいのだが。あっためると剥がれちゃうのかな。
 木箱とかあるといいんだろうなぁ、とは前から思っているんだが、買うと高いし持つと重いので手を出していない。
 肝心の選書だが、主張が強すぎないリトルプレス・ZINE ということにした。コーヒーのお供になるもの、心静かに楽しめるもので、基準線は、ideal life with plantsmuerren1/f の三本である。

 5 時間のポップアップを終えて思ったのは、初めてのお客さんが多かった、ということである。「乃帆書房」を知らない人、名前は聞いたことがあるけど行ったことはない、という人。そういう人に来てもらえた、というのは大いなる成果だ。
 が、それはつまり「交点へのお客さんが乃帆書房を覗いてみた」ということで、こっちが一方的に得をしている。本当は「乃帆書房が出るんなら、交点に行ってみようか」も同じくらいいるべきなのだが。まだまだだなぁ。

 出張販売をやると「こういう本も扱ってたんですね」とよく言われる(こちらは、乃帆書房経験者の発言)。「開店した時から置いてますよ」という余計な一言を飲み込みつつ思うのは、「見せ方を変える」のは大事だ、ということである。リアル店舗でも、こういう形態でも、時々本の並べ方を変えることをしているが、そういうことで人目に触れる機会を新たに得る、ということは多いのだ。今回のように場所を変える場合、出会う人が変わる、ということで割と劇的な変化がある(長らく動かなかった本がやっと買ってもらえた!ということがある)。今後も続けていきたい。

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