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ゆるりマーケット [イベント]

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 11/4,5、田沢湖、たつこ像のあたりからちょっと入ったところにあるかつての小学校跡で開催された、「ゆるりマーケット」というクラフト系イベントに参加させてもらった。
 秋田市から2時間弱で着くとはいえ、二往復する気にはとてもじゃないがなれなかったので、泊まることにした。赤字になるのは火を見るより明らかだが、観光半分である。こないだ「独身アラサーOLあやかのぼっち宿泊記」という漫画を読んで盛り上がった、「外泊して気ままに気楽に一人飲みしたい」という欲求に素直に従った。

 潟分校には十年くらい前に来たことがあるのだが、いい雰囲気である。黒板にオルガン。元が小学校だから、机も椅子も小さい。
 ぎしぎし鳴る年季の入った木の床の廊下を何往復もして本の詰まった段ボール箱を運び込む(補充できないから、かなり多めに持っていった)。分校の係の人なのか、手伝ってもらえたのは大変にありがたかった。すいません、重い荷物ばっかりで。

 道中の話をしよう。
 初日朝、西木村のあたりで雨が降り始め、105 号線から県道にはいったところで雷。夜と見まがう暗さ、枯葉の積もった山道に雨、ライトはハイビーム、ワイパーは最速、と恐いったらない。まぁ、その雨は午後には上がったが。
 二日目朝は、宿を出たら霧で真っ白。100m 先にある、右折ポイントを示す青い標識が見えない。30 分くらいそういう状態で、これまた恐かった。13 号線や 46 号線の山道でこれだったら立ち往生するぞ。
 こちらは8時すぎには晴れて、始まる頃には暑くなった。俺のブースは窓際だったのだが、窓を背にして座っていると頭が焼けそうで、室内でキャップをかぶっていた。
 その好天のおかげか、見える範囲の駐車スペースは埋まっていた。

 初日の営業成績は惨憺たるものだった。思い切って数字を出すが、3冊しか売れてない。うち2冊は古本ではなく新刊だったから「売上」の数字的にはそこそこ行ったが、秋田ゆかりの本やグッズがまったく動かないのには落胆せざるを得ない。県外の人も来てたようなんだがなぁ。
 五城目の朝市もそうなんだが、「古本市」とかではなく、「本を買いに来る」イベントでないとどこでもそういうことになる。それはわかっている。我々が入っている教室を覗いて、本屋ばっかりだ、ということに気づくと中に入りもせずに素通りする人も少なくなかった(一緒の部屋に古着屋さんもいたのだが、悪いことをした)。
 二日目は秋田本はひっこめた。開き直って、ZINE とリトルプレスばっかりを並べる。「手作り」「クラフト」がベースのイベントなので、一応、それに接点のありそうなものを持っていってある。補充用の一般書籍は車に乗せたまま出しもしていない。
 午後には、五城目で必ず出してる、食玩フィギュアや雑誌付録詰め合わせなど子供向けのトラップ――もとい、おつとめ品を出そうかとも考えたのだが、なんか趣旨と違うような気がしてやめた。

 今回は選書を完璧に間違った。
 来場者数が多い大規模イベントだということが分かったので、やりようはあると思われる。

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