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《のほ本中》『文にあたる』 [イベント]

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・牟田 都子
 亜紀書房
 2022/8/30 第一版第一刷

「(校正者として本を読む)おもしろさをひとことでいいあらわせたらと思うのですが、うまいひとことが思いつかない。だからこの本を書きました」


 読書実況記録の公開期間は終了しました。
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のほ本処、やっと開催 [イベント]

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 2か月越し。
 屋外での開催に未練があって、今回はギリ外でもできねぇかな、と思ったんだが、朝起きての寒さで「ねぇな」と納得した。実は、釣り人が使う小型のストーブ持ち込んだらどうかな、と思って相談したんだが、消防署の許可がいる、ってことでやめた。
 向かう途中、車のフロントガラスに水滴がポタポタとついてヒヤッとしたが、少なくとも荷物を運んでる間は降らなかった。

 ちょっと持って行った本が多かった。
 リトルプレス・ZINE・同人誌、物理的に「薄い本」なので、普段の古本市では段ボール四つのところ三つになったのだが、それを 40 分ごとに三回転しても置けない本があった。
 立てれば置けなくはないんだが、店では背中で刺してることが多い本の表紙を見せる、という方針があり、泣く泣く見送った。まぁ、次回に向けて温存した、ということにしておこう。

 最大の失敗は、後片付けがわずか5分で終わったこと。もうちょっと営業できた。
 次の用事が決まっているから早めの行動を心がけたのは事実だが、5分で終わるとは思わなかった。設営には 30 分近くかかってるのに。まぁ、配置を考えて出すのと、単にしまうのとでは違うわけね。これも次回に向けての学習事項。

 次回は、3週間後の 11/26(土)。
 その前に、同じ秋田市文化創造館で“AKITA BOOKBOAT”が 13(日)。こちらは古本市。よろしくどうぞ。

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百木田家の古書暮らし [本・雑誌あれこれ]

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(冬目 景/集英社)
 祖父が経営していた神保町の古書店を引き継ぐことになった三姉妹。
 長女は会社員、三女は高校生、店をやるのは次女で、彼女が主人公らしい。帯では「群像劇」と謳っており、確かにそうなのだが、『イエスタデイをうたって』もそうだったし、作者の得意な形態なのかもしれない。
「大好きな本に囲まれて仕事ができる」と言うだけあって、本に詳しい。尤も、「職場の妙な人間関係で心が死ぬこともない」とも言ってたりするが。
 妙な人が何人かいて、隣で店をやっている男と、姉妹の父親がその筆頭かと思うが、中心にいるキャラが至ってまとも。『空電ノイズの姫君』『空電の姫君』もそうだったように思う。これも作者の特徴だろうか。
 古書店の内側の話は楽しく読める。「『これはうちの子(店頭に並べてはあるけど、売れてほしくない、できれば手元に置いておきたい、という本)』問題」は、店を自分の第二本棚にしている気配のある自分にもよくわかる。
 そして、作者が特撮もイケる人だとわかったのがとってもうれしい。

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