SSブログ

書店用語 [本・雑誌あれこれ]

 書店などでよく使われる語をいくつ解説してみようと思います。
 内輪の言葉なので、本来はお客様が知っている必要はないのですが、「本の本」「本の流通の本」などには解説無しで出てくることがありますので。

さんやつ【サンヤツ】
 新聞の第一面、一番下に本の広告が並んでいますが、あれのことです。
 記事三段分の高さのスペースを、横に八等分することから言います。
 新聞は昔より字が大きくなっていますから、今の「三段」ではないような気がするのですが、これまでの習慣なのでしょうかね。
38.jpg

ひらだい【平台】
 本や雑誌を、水平に重ねて置く台。店頭などで、売れ筋の本がダーっと並んでいることがありますが、あれです。
 当店にはありません。店舗の構造や予算の都合などなどの事情によります。
hiradai.jpg

めんちん【面陳】
 本の表紙が見えるように陳列すること。目立たせたい本、力を入れて売っている本などはこのようにします。
 これに対して、個人の本棚と同じように、背表紙だけが見える状態になっているのを「差し」と言います。
 当店のように、棚の面積に対して本の数が少ない場合は、やけに面陳が多くなったりします。
menchin.jpg
(左が「面陳」、右が「差し」)

 とりあえず三語、ご紹介しました。
 機会がありましたらまたいくつか取り上げてみます。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ: