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日記 [雑感]

 とある座談会に混ぜてもらった。詳細は時期が来たらご紹介させていただく。

 その中で、お前にとって本ってなんだ、と聞かれて答えに窮する。その問に対する言葉を持ってない。
 それはなんというか、「お前にとって食事ってなんだ」と似たような質問で、ないと困るもの、あるべきもの、であって改めて意味付けなどしない、ということになるのだが、同じ会で、「俺は衣食住に金と時間をかけたくない人間である」と発言しているので、いささか説得力に欠ける。
 タケカワユキヒデが「物心ついたときには音楽が家具と同じレベルで存在していた」と語っていたことがあるが、この表現の方がフィットするか。

 してみるとお前はオールドタイプな本好きのようだが、紙の本礼賛で電子書籍否定派か、というとそうでもない。
「本」とは観点が異なるが、仕事で使う資料は電子で欲しい。プログラマの仕事で、分厚い紙の資料を渡されるとがっくり来る。
 電子書籍で気に食わないのは、紙の本の「火や水に弱い」という弱点を克服できていない上、業者がつぶれたり撤退したりしたら読めなくなる、という新しい弱点を持ち込んだことである。返金します、とかいう業者もあったが、「そういうことじゃねぇんだよ、本を取り上げる、ってことは!」とこめかみを震わせながら力説する。
 私の本についての感覚のポイントはこのあたりにありそうだ。

 紙か電子かは TPO 次第、という顔をしつつ、「パラパラめくって探す、ということができない」「複数の本を同時並行で参照する、という使い方ができない」「一度に(一目で)見られる範囲があまりに狭い」などなど電子書籍(メディア)の悪口はいくつも言える、というのも事実である。

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