SSブログ

やんごとなき探偵たち [本・雑誌あれこれ]

 大統領がサイバーテロを防ぐためにホワイトハウスを抜け出す、というストーリー、しかも書いたのは元大統領という『大統領失踪(ビル・クリントン、ジェイムズ・パタースン/早川書房)』が話題ですが、高い身分、あるいは普通はそういうことをしない人が事件を解決する本をいくつか紹介します。

1) 都知事
『都知事探偵・漆原翔太郎(天祢涼/講談社文庫)』
「セシューズ・ハイ」シリーズの一作。シリーズ名の通り二代目政治家の漆原翔太郎は、前作では国会議員でした。
tochiji.jpg

2) 元総理大臣
『元総理探偵・霧島幸四郎の推理(武川行秀/講談社ノベルス)』
 前は総理大臣でも今はただのオッサン。でも総理大臣時代の人脈を生かして探偵を始めました。
 著者の「武川行秀」は、ゴダイゴのボーカル・コンポーザーのタケカワユキヒデの筆名。
motosouri.jpg

3) 貴族
『貴族探偵(麻耶雄嵩/集英社みらい文庫)』
『貴族探偵 対 女探偵(〃)』
 ただし、どういう貴族なのか詳細は不明。
 しかも、謎解きするのは執事やメイドたち。
kizoku.jpg

4) 小学生
『名探偵コナン(青山剛昌/小学館)』
 まぁ、小学生と言っていいのかどうか、という問題はあるようですが。
 右側は中国語版。残酷なシーンにはモザイクがかかっています。
conan.jpg

4) 高校生 (A) IQ180
『ケータイ刑事 マニアル BOOK(学研)』
『ケータイ刑事 THE MOVIE オフィシャルガイドブック(学研)』
 警視総監の孫にして IQ180 の天才少女たち。初代の愛が宮崎あおい、その後、堀北真希・夏帆などを輩出した人気シリーズのムック。
ktai.jpg

5) 高校生 (B) スケバン
『スケバン刑事 if(和田慎二/メディアファクトリー)』
 麻宮サキと海槌麗巳が違う形で出会っていたら、という“if”を、オリジナルの作者自らが描いた作品。
sukeban.jpg

6) 征夷大将軍
『暴れん坊将軍 江戸城乗っ取り(井川香四郎/角川文庫)』
 向こうが大統領なら、こちらは将軍様。
 放送開始から 40 年、満を持しての書き下ろし長編。
shogun.jpg

 なお、『大統領失踪』については、当店では取り寄せとなります。ご相談ください。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。