日記

　残っていた什器類が片付いた（細かいのは一杯ある）。まだ二つほど棚があるが、これはトランクルームに行くことが決まっているので問題ない。
　冷蔵庫がリサイクルショップに買い取ってもらえて一息。新刊の鈍器系文庫くらいの値段だが、自分で捨てるとその５倍くらいの費用が掛かるのでそれだけで万々歳である。

　スチールの棚も解体完了。後は捨てに行くだけだが、180cm の柱が 20 本もあり、一往復で済むだろうか、という懸念はある。懸念があるので、そのための休みを取った。
　壁がもともと白いので、それが全部見えるようになったら店内が明るくなった。

　トランクルームは２区画借りることにした。これは一時的なもので、選別作業が今月いっぱいでは終わらないことがはっきりしたので、先送りのためである。ひとまず店を明け渡すことを優先して、８月の間に改めて選別作業をする。
　思ってたより多かったのが、納品された本が入っていたレターパックやクリックポストの封筒である。個人情報が載ってるので、そのまま捨てるわけにはいかない。重ねたら 30cm くらいの厚さになってしまい、あれ全部断裁するのかと思うと憂鬱である。普段からやっとけよ、という当たり前の話。
　
　自分の家に持ち込んだ分は、本棚に日焼け防止の布をかけるつもりだったんだが、店で使ってた のれんを捨ててしまったことに気づいた。とにかくものを減らさないと、ってやってたからな。

　残った在庫のうち、「じゃぁ自分で買っちゃおう」っていう本が段ボール箱で四つくらいになった。代金払えんのかよ。

日記

　前にやったことがないわけではないが、本をまとめてしばる作業は腰に来る。家でとってる古新聞をまとめるくらいならいいが、あんな小さな店でもやっぱり店頭在庫となると数が違う。

　トランクルームを借りたので、まとめた本を意気揚々と持ち込んだが、とてもじゃないが入りきらない、ということがわかって愕然となった。
　天井までは 2m くらいあるから段ボール箱を上まで積めば相当の数が入るはずだが、そんなことしたら下の方がつぶれてしまう。やってみた感じでは、1m も積めない。
　重大な決断を迫られている。

　本って、本棚に並べないとすっげぇ場所とるのな。
　縛ったり段ボール箱に詰め込んだりして車に載せた時には「こんなにあんのか」って絶望的な気分になったんだけど、トランクルームに高さ 90 cm くらいの棚を持ち込んでそこに納めたら、「こんなもん?」って感じに収まった。
　逆に言うと、店で本棚から出してまとめるときには、全然棚が空かなくてこれまた絶望するんだけども。

　土曜日のイベント「のほ本処」は屋外で、天気が怪しいからって中止にしたんだけども、案の定、午後は晴れた。
　午前中の早い時間帯は、上記の通り、店とトランクルームを往復してて、ワイパー使ってたから判断は間違ってないはずだが、不愉快ではある。

　FAX 電話がなくなり、冷蔵庫も使えなくなって、ずっとコンセントにつながってる機器がなくなった。退室時のチェックがすっげぇ楽になった。

　新拠点も確保した。
　バーチャルオフィスである。そこに私はいません。眠ってなんかいません。
　ポストが、レターパックが入らないほど小ぶりなのは、あいたたた、って感じである。