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初めての方向け一箱古本市出店ガイド [イベント]

1. 持っていく本を選ぶ
 本は、持っていく箱に無理なく詰められる数にします。
 意外にたくさん入ります。そしてその分、重くなります。ギュウギュウ詰めにすると、運べなくなったりするほか、本が傷つくこともありますので余裕を持たせましょう。
 陳列スペースとの兼ね合いもあります。厳選する必要があるかもしれませんが、それも一箱古本市の愉しみです。
・のほ本市は「一箱古本市」を名乗っていますが、厳密に「一箱」である必要はありません。展示スペースに収まればOKです。

2. 本に値段をつける
日本の古本屋」「Bookoff Online」などが参考になりますが、それにとらわれる必要はありません。ディスカウントしてもいいですし、「この本の価値はもっとあると思う!」と高くするのもありです。悩むことになるかもしれませんが、それも一箱古本市の愉しみです。

2-1. 値段表示はわかりやすく
 値段を書いた紙をはさんだり、本の後ろに鉛筆で書いたりします。鉛筆で書く場合は、柔らかめの鉛筆にすると後で消しやすくなります。「何が売れたか」を記録したい場合は、紙をはさむ方が楽です。
 糊のついた付箋は、本が古い場合、傷つけてしまうことがありますので要注意です。
 均一価格、というのもシンプルで楽ができます。
 値付けと値段表示の作業はそれなりの時間がかかります。余裕をもって着手しましょう。

3. 釣銭を用意する
 おそらくこれが最も大変です。
 日常の買い物の際に出るお釣りを寄せておきましょう。本の値段を百円単位にしておくと、少額硬貨を用意せずに済みます。
 いくら用意すればいいのか、は一概に言えませんが、「100 円の本に一万円札を出す人はいる」と思っておいた方がいいでしょう。以下をひとまずの目標にしてみてください。
  5000円札: 2
  1000円札:10
   500円玉:10
   100円玉:20
 ほかの出店者に両替をお願いするのはできるだけ避けましょう。みなさん、苦労して集めています。
 入れ物も必要です。きんちゃく袋でも構いませんし、小銭を種類ごとに入れておくケースも百均で売られています。

4. ディスプレイを考える
 キャンプ用の折り畳みテーブルなどは便利ですが、本を入れてきた段ボール箱に布をかけても立派にテーブルとして使えます。その際、箱が直置きできる環境かどうかは事前に確認しておいた方がいいでしょう(屋外イベントでは、当日は晴れでも前日の雨のため紙の箱は直に置けない場合があります)。
 ブックエンドがあると、本が売れて隙間ができた時などに便利です。
 主催者が示した区画サイズを越えないようにしましょう。高くする場合は安全性に注意してください。
・乃帆書房には普通の大人が頭をぶつけるほど天井の低い区画もあります。区画は抽選で決まります。

5. 便利グッズ色々
 買い物袋をどうするかも考えましょう。紙袋もレジ袋も百均で買えますが、このご時世「うちは袋ありません」もアリかもしれません。
 余裕があったら店名表示を考えるのも楽しいですが、置く場所があるかどうかは会場に寄ります。
 百均にいろいろなグッズがありますので関係のなさそうな売り場も含め一周してみるといいでしょう。

6. 栄養補給
 イベントの準備・本番・後片付けの時間を確認して、食事や水分を用意します。お客さんが途切れない、という場合もないとは言えないので、手間のかかる食べ物は避けましょう。あと、手についてしまう食べ物も要注意です。

「一箱古本市」の目的は「本をサカナにしてコミュニケーションしましょう」です。
 肩ひじ張らず(お金の管理だけはきちんとして)楽しんでください。

参考:
まちの一箱古本市
trip from Okinawa
アカミチフルホンイチ
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