座標補足:イベントへの出店について [雑感]
河北新報「座標」欄への掲載、二本目では、イベントへの出店について書きました。
その補足です。
本の優先順位が低く、あきらめることにためらいがない
本屋を利用しない理由として上記を挙げている。これがすべてだというのではない。
具体例として三つ挙げた。
「わざわざ買いに行かなきゃいけないんならいらない」
要するに通販。
欲しい本が決まっていて、そのオンライン店舗に在庫があるのなら、通販の方が圧倒的に楽。それは否定しない。送料無料で翌日のうちに届くのならなおさら。
が、欲しい本が「あんな本」など「なんとなく」な状態になっているときの検索の手間は膨大。スマホでは絶望的である。私はそれに我慢がならないので、ジュンク堂に行って自分の目で確かめる。
「駐車場代がかかるんなら」
これは地方都市特有の問題。
当店には駐車場がない。ときおり、ハザードをつけて店の前に停まり、駐車場の場所を聞かれる。一本横の通りにコインパーキングがたくさんあるのでそこを利用していただくようお願いするのだが、「わかりました」と言ってそのまま帰ってしまう人は少なくない。¥50/20分 のところから 200m もないのだが。
ただし、こういう考え方は少数派らしい、ということは最近分かってきた。15 分歩くのが苦にならないとか、欲しいものを選んで買いに行くのに駐車場代として¥200 出す、というのはマイノリティらしい。
「自分で探さなきゃいけないんなら」
これもネット通販。今、見ている本の関連書や、これまでの購入履歴からの推薦書などが表示されるが、私個人は、その推薦がヒットしたことは一度もない。
「その本を買った人は、こんな本も買っています」は、他人の趣味を見せられているわけで、見世物としては面白いが、「俺は違う」でおしまいである。
イベントに出店するとなぜこの点が改善されるかと言うと、そんなに多くは持っていけないからである。多くて 100 冊というところだ。だから、こちらは持っていく本を慎重に選ぶ。紙面では、「朝市なら手軽な本、古本市なら歯ごたえのある本」と書いたが、その裏をかくような本もちょとだけ混ぜる。それが売れると、カウンターの陰でガッツポーズである。
その補足です。
本の優先順位が低く、あきらめることにためらいがない
本屋を利用しない理由として上記を挙げている。これがすべてだというのではない。
具体例として三つ挙げた。
「わざわざ買いに行かなきゃいけないんならいらない」
要するに通販。
欲しい本が決まっていて、そのオンライン店舗に在庫があるのなら、通販の方が圧倒的に楽。それは否定しない。送料無料で翌日のうちに届くのならなおさら。
が、欲しい本が「あんな本」など「なんとなく」な状態になっているときの検索の手間は膨大。スマホでは絶望的である。私はそれに我慢がならないので、ジュンク堂に行って自分の目で確かめる。
「駐車場代がかかるんなら」
これは地方都市特有の問題。
当店には駐車場がない。ときおり、ハザードをつけて店の前に停まり、駐車場の場所を聞かれる。一本横の通りにコインパーキングがたくさんあるのでそこを利用していただくようお願いするのだが、「わかりました」と言ってそのまま帰ってしまう人は少なくない。¥50/20分 のところから 200m もないのだが。
ただし、こういう考え方は少数派らしい、ということは最近分かってきた。15 分歩くのが苦にならないとか、欲しいものを選んで買いに行くのに駐車場代として¥200 出す、というのはマイノリティらしい。
「自分で探さなきゃいけないんなら」
これもネット通販。今、見ている本の関連書や、これまでの購入履歴からの推薦書などが表示されるが、私個人は、その推薦がヒットしたことは一度もない。
「その本を買った人は、こんな本も買っています」は、他人の趣味を見せられているわけで、見世物としては面白いが、「俺は違う」でおしまいである。
イベントに出店するとなぜこの点が改善されるかと言うと、そんなに多くは持っていけないからである。多くて 100 冊というところだ。だから、こちらは持っていく本を慎重に選ぶ。紙面では、「朝市なら手軽な本、古本市なら歯ごたえのある本」と書いたが、その裏をかくような本もちょとだけ混ぜる。それが売れると、カウンターの陰でガッツポーズである。